前編の続き。
旅行でちょっとホテルに泊まるくらいだと問題ないけど、長期出張生活になるとわけが違う。一般的なビジネスホテルのシャンプーの品質はかなり残念なので、これを使い続けると髪が軋んだり、かなりのダメージを被る(経験談)
歯ブラシ&歯磨き粉も同じく。自分にあった歯ブラシと歯磨き粉でないと歯への影響もじわじわと出てくる。
洗顔料やカミソリを持参しない人はいないと思うけど、もし忘れてるならこれももちろん持参すべきだ。
荷物はかさむだろうけど、200ml強くらいの中容量のシャンプーとコンディショナーをボトルで買って、ジップロックなど防水の袋に入れてスーツケースの片隅に入れておくべし。
僕の知ってる範囲だと、自前のドライヤーを準備してる人もいた。
ホテルは乾燥する。もはや季節とか関係なくて、夏でも乾燥する。冬とか砂漠並。
やはり一泊二泊程度なら気にしなくても良いけど、長期出張生活者は肌や喉への影響を考えて、乾燥対策を万全にすべし。
具体的には5つ
- 部屋に据え置きの加湿器を常にONに
- ホテルで強力な加湿空気清浄機を貸し出してる場合は初日に確保
- バスタオルを室内に干す
- 風呂上がりは風呂のドアをオープンに
- 保湿剤を常用する
これもう、全部できるなら全部すべし。ただ、風呂のドアをオープンにするのは湿気で部屋が痛むとか、賛否両論あるので、最後の手段にした方が良いかな(煙探知機が反応することもあるらしいのでシャワー中は決してオープンにしないこと)
定宿に貸し出しの加湿空気清浄機がある場合は、フロントに常時貸し出しをお願いしても良いかもしれない。
加湿したからといって保湿剤の使用は忘れずに。ほんと、冬場とか肌痛くなるレベル。
二、三泊以上することが前提だけど、連泊するなら、初日に、数日かけて消費する食料を調達すべき。
一日で消費することが前提だと通常選択肢に入らないものが選択肢に入ってくる。
例えば納豆パックとか良い例で、初日に買っておくと、3泊のコンビニ弁当に+αすることができる。
具体例を書くとこんな感じ。なるべくコンビニで視野を広げて品定めすると良いと思う。
- 2リットルのミネラルウォーター
- 1リットルの牛乳とかジュース
- 納豆3パック
- 500gのヨーグルト
- 2〜3食分の漬物パックや珍味などのご飯の友
- 1日で食べきれないスナック菓子
- バナナ一房
上には書かなかったけど、お湯を入れるだけの即席味噌汁はスーツケースに常備するレベル。
ビジネスホテルのホテルマンは優秀な方が多いので、2ヶ月も出張生活を続けると、ホテルへ戻った時に、部屋番号を言わないでも鍵を渡してきたりする。
それゆえ、フロントに何かをお願いすると、顔と名前とともに依頼事項が記憶されてたりもする。先に書いた貸し出しの空気清浄機なんかその典型で、何度か貸し出しを依頼すると、週始めにチェックインした部屋に予め空気清浄機が備え付けられてたりすることもある。
他にも枕の貸し出しがあるところだと、いつも同じ枕に変えられてたり、部屋の余裕があるホテルだと、同じ部屋が毎週割り当てられたりもする。清掃の仕方(ゴミ箱のゴミを捨てるなとか)、アメニティの要否等々もそうだ。
ただし、これらはホテル側のサービスとして善意で提供してくれることなので、甘んじることなく謹んで受け取ろう。決して、クレーマーや殿様にならないように。
余談だけど、僕の知ってる最強レベルのつわものになると、べろんべろんに酔っ払いながらホテルへ戻ったものの、当然目覚まし時計なんてセットできず、翌朝、爆睡していたら、出社時間にホテルの方が起こしに来たとかいう人もいる(いつもの時間にホテルを出ていかないので心配になったとのこと)
長期出張生活者は、生活を丸ごと出張先へ持って行けるよう努めるべし。趣味があるなら趣味に関するものを持って行くとか。
平日の夜、ホテルで一人でいると結構鬱々としてくるし、思ったよりも時間を持て余すから、慣れてきたら生活の質の向上を目指して行くといいと思う。
そうは言っても限られた時間では派手なことはできないから、具体例を書くとこんな感じ。
- 小説やビジネス書などの本を持参する(または調達する)
- ランニングシューズとスポーツウェアを持参してホテル周辺を走る
- DVDをレンタル、または動画視聴サービスに申し込んでホテルで視聴
- オンライン英会話に申し込んでホテルで夜な夜な英会話
- デジカメを持参して散歩がてら写真撮影
- 出張先で車を借りて短時間ドライブ
仕事で出張してるならノートPCは所持してると思うけど、万が一持ってないならタブレット端末くらいは持って行った方がいいと思う。ネットサーフィンするにしても夜な夜なスマホだと目も悪くなるしね。
そういえば、何故かゲーム機を持参した人だけは見たことないな。
翌週も同じホテルに滞在することが分かってるのであれば、荷物を分けて、チェックアウト時に、次のチェックインまで荷物を預かってもらえないかお願いしてみると良いかもしれない(大体OKだろうけど善意に甘んじないように)
具体的には洗濯物以外。前述のアメニティ(シャンプー、コンディショナー等)、ランニングシューズ、ドライヤー、ジーンズ(たまに持ち帰る)、書籍、雨具など。
洗濯物も、ホテルのコインランドリーで洗濯できたり、クリーニングを使えるなら、持ち帰らないという選択肢もある。
前述の通り、出張先を生活の2つ目の拠点にできればできるほど、出張生活が快適になるので、どしどし預ける荷物を増やそう。
と、まぁ思いつくのはこんなところかな。長期間に及ぶと、どんどん憂鬱になっていく出張生活を、できる限り健康に優雅に乗り切っていこう。
コメント