トラップことはじめ
マインクラフトをプレイし始めて誰もが耳にする「トラップ」というキーワード。
派生した単語として「ゴーレムトラップ」とか「モンスタートラップ」なんかもよく耳にするのではないでしょうか?
一方、この「トラップ」なるものを調べてみると、いきなり「天空タワー」とか「スポナー」「最高効率」、「マグマ式」「落下式」とか、果ては「ネザーゲート式」とかいろいろ難しい話がついてきてついつい調べるのをやめてしまいがちなんですよね。
とりあえず作ってみれば知識は増えるものの、いろいろ材料も必要でなかなか手が出せていない人も多いのではないでしょうか。
僕自身も一から理解していったのもあり、そんな人向けに敷居の低い話から「トラップ」のことを説明していこうというのがこの記事の趣旨です。
土ブロックとシャベルだけで理解する最低限のトラップの仕組み
土ブロックとシャベルだけで「トラップ」だって? できらぁ
…とりあえず聞いてください。マイクラやってると見つかるこんな感じの横穴。どこにでもありますよね?
ほうっておくと、昼間でもどんどんモンスターが湧き出してきて、やっかいなやつです。
ほら、言ってるそばからクリーパーの影が見えます。
拠点のそばにあったりすると油断も隙もないので、ついつい土ブロックで穴を埋めてしまったりしますよね。
埋めました。これでモンスターは出てこれないのでめでたしめでたし。
…と、ここで終わったら「トラップ」の「ト」の字も理解できないので続けます。
土で埋めたことでモンスターは出てこれないのですが、土の中は空間が広がっているので見えないだけでモンスターは湧き出しています。試しに穴をあけてみます。
蜘蛛がこっちを覗いていますね。
もう少し待っているとクリーパーが近寄ってきました。これは焦りますね。
ただ、このクリーパー、穴が小さいので出てこれません。
それどころか、覗き込んだりしなければ手が届く範囲に近付いても爆発もしません。クリーパーの身長が2ブロックあるのに、穴が1ブロック分しかないので、目が合わないんですね。
試しに攻撃してみると倒せます。
土ブロックとシャベルだけと言ったのに自分はダイヤ剣装備かよと思った人、記事の趣旨とは関係ないので許してください。
さて、この画像を見てわかるとおり、経験値オーブ(緑色の丸いやつ)がドロップしていますよね。
これが 経験値トラップ です(嘘)
いえいえ、確かに「トラップ」と呼ぶには機構が物足りないのですが、実際、安全に経験値が獲得できているわけで、初めてのエンチャントに挑戦したいから安全にレベル上げをしたい人なんかはこれでも案外十分だったりします。
もちろんスケルトンやゾンビなんかも身長が2ブロックありますので、一方的に攻撃できます。
アイテムもドロップするのですが、たまに届かないところに落ちたりして回収できるかは運任せです。
ここまでは「トラップ」のことを全く知らない人でも経験的にやっていたりするのではないでしょうか。「トラップ」と聞いて小難しく考える必要はなくて、こんなのでも、マイクラのブロックやモンスターの特性を正しく理解して作った経験値やアイテムを回収できる「トラップ」です。
トラップに必須のハーフブロックを使う
ここからは土ブロック以外の素材も登場しますが、まだまだ簡単な話が続きますので安心してください。
さて、先ほど作った最低限のトラップっぽいやつですが、実は問題があります。
この画像を見てわかる通り、高さが1ブロックのモンスターは穴を抜けて出てきてしまうのです。
相手が蜘蛛なら穴を横1ブロック分に狭めれば出てこれないのですが、非常に厄介な子どもゾンビは縦横1ブロックでも飛び出してきます。子どもゾンビ、素早いうえに小さくて倒しにくいのに攻撃力は十分あって、あれは強敵です。あんなのが出てくるのでは、このトラップは欠陥品と言わざるを得ません。
そこで登場するのがハーフブロックです。
先ほどの穴の下半分にハーフブロックを置いてみます。
こんな感じ。
するとどうでしょう。蜘蛛も子どもゾンビも出てこれない0.5ブロックの穴の完成です。
恨めしそうにこっちを見ていますが、決して出てこれません。
この状態でもこちらからの攻撃は通りますので、これまで以上に安全にモンスターを倒し続けることができます。
安全にモンスターを倒して経験値をゲットしたい人はこれだけでも十分です。
でも、ここまで来ると少し欲が出てきますよね。
ホッパーでアイテムを回収する
そうです。アイテムを回収する仕組みです。
先のやり方だとアイテムが変なところにドロップしたりすると回収しきれないことがあります。
手が届かないところに落ちたアイテムも吸い取って手元に届けてくれる仕組みがあればよいのに…と、思いますよね。それを可能にするのが「ホッパー」です。
ただし、ホッパーを作るためには鉄ブロックが必要になります。しかも5個も。
鉄ブロックに余裕がなければ、ホッパーは1つでもよいですが、アイテムを確実に回収するためには4つは欲しいところです。つまり、鉄ブロックが20個必要になります。
これは、これからトラップを作っていろんなアイテムを集めようとしている人にとっては厄介ですね。
とはいえ、トラップには何かと必要になるアイテムなので、一度作っておいて、必要なときにツルハシで壊して回収してもよいかと思います。
また、ゆくゆく「ゴーレムトラップ」を作れるくらい知識が増えた暁には、鉄ブロックは実質、無限となりますので、序盤は少々使いすぎるくらいでもよいかと思います。
で、このホッパーですが、どう使うかというと、こうです。
ホッパーは上にドロップしたアイテムを吸い取ることができ、口が向いている先にチェストなどがあるとアイテムを送り込むことができます。
トラップを作る上で必須の道具となりますので、どんどん使って特性を覚えていきましょう。
設置したホッパーの上にモンスターが来るような位置で穴を埋めなおして、モンスターがやってくるのを待ちましょう。
隙間から倒すとこうなります。
経験値はドロップしますが、アイテムが見えません。
安心してください。アイテムはドロップと同時にホッパーに吸い込まれてチェストに送り込まれています。
この通り。これで、無事にアイテムを回収できるようになりました。
でも、これだと子どもゾンビが出てきてしまいますよね(2度目)
なので、ホッパーの上にハーフブロックを重ねてみます。
これだと、ドロップしたアイテムがホッパーに吸い込まれないのでは? と思われそうですが、
なんと、ホッパーは上にハーフブロックがのっかっていてもアイテムを吸い込むことができます。
トラップの隙間を埋めるために必須のハーフブロックと、アイテムを回収するために必須のホッパー。
それらを組み合わせられるなんて、なんてよくできた仕組みでしょう。
ただ、上の画像を見てわかる通り、ホッパーが一つだけだと、最初のころと同じように、ホッパーから外れたところにドロップしたアイテムが回収できていないのがちょっともったいないですよね。
ホッパーの「向き」とは?
そんな場合はホッパーを増やして吸い取り口を増やすのが一番です。ただ、そのためには複数のホッパーが必要なだけでなく、ホッパーの向きの概念を理解しておかないといけません。
ホッパーは置き方によって向きを変えることができ、出口の向いているほうにアイテムが流れていきます。
ホッパーを後ろに追加して、チェストまでつなげる場合はこう。設置方法に少し癖がありますが、つなげたいほうを向いてしゃがみながら設置すればちゃんとつながります。
隣にも広げてみましょう。いずれもチェストの上のホッパーに流れるようにします。
最後に設置するホッパーは、どちらのかのホッパーに向けるようにします。
急に難しくなってきましたが、どんどん本格的なトラップに近づいてきましたね。
最後に上にハーフブロックを設置します。
早速、子どもゾンビが近づいてきました。
ハーフブロックの上に乗ってきたところで倒せば、ほぼアイテムが回収できますね。
これで、「ホッパー」とハーフブロックを使ったアイテム回収の仕組みの説明は以上です。
「洞窟の中に湧いたモンスター」が「こちらを視認して近寄ってきた」ら、「安全な場所から手動で殴って」「経験値を獲得しつつ、ホッパーでアイテムを回収する」のが今回の簡易トラップの仕組みです。
この簡易トラップの良いところは、仕組みが簡単であるがゆえにどんなところでも使えるという点です。
例えばネザー要塞で、安全にブレイズロッドやウィザースケルトンの頭を集めるために使ってもよいし
ジ・エンドでエンダーマンからエンダーパールを集めるために仕掛けてもよいです。
何はともあれ、トラップを理解するのであればここからスタートです。これをいかに効率的にするかを考えていった結果、様々なトラップが生み出されているのが現状です。
実際にこの仕組みを作って運用してみると、たぶんこんな感想が出てくるかと思います。
- モンスターがなかなか湧かない
- こちらになかなか近寄って来てくれない
- 手動で殴るのがめんどくさい
これを一つ一つ解決していくことで効率的なトラップになるわけなのですが、長くなってきたので、この記事はここまで。(ちなみに、モンスターが定期的に湧くスポナー、モンスターを運ぶ水流、ダメージを与えるマグマ/マグマブロック/焚き火などが今後のキーワードです)
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