Amazonアソシエイトの審査をクリアするまでに試したこと

ブログ運営

ブログ開設から半年以上経ってるのだけど、この度、Amazonアソシエイトの審査をクリアするに至った。

恥ずかしながら、つい先日まで僕はAmazonアソシエイトに審査があることを分かっておらず、10年前に別のサイトで(多分、正式に審査をクリアして)取得したアソシエイトIDをそのまま使いまわしていた。

何かの拍子に、Amazonアソシエイトはサイトごとに審査を行う必要があるということを知り、ならばと意気揚々と審査を申し込んでみるも、次々と未承認のメールが届き、半ば諦めつつも最後にとった苦肉の策が功を奏し、無事承認にこぎつけることができた

以下、僕と同じくアソシエイトになかなかクリアできず自暴自棄になりかけている人のためのTipsとして書き連ねておこうと思う。


承認までにやったことまとめ

意味があったのかなかったのかは棚上げして、やったことを時系列順にまとめて書く。僕の場合は登録URLの追加申請だけど、新規申請の場合も同様かと思う。

  • 申請前にウェブサイトとモバイルアプリの変更で申請対象のサイトを追加してしまっていたのでこれを削除(登録URLの追加の場合のみ)
  • 申請前に既存のアソシエイトIDで製品紹介リンクを作成してしまっていたので軒並み削除(登録URLの追加の場合のみ)
  • 支払い連絡先情報の変更より、情報が古いものを書き換え(登録URLの追加の場合のみ)
  • 連絡先(メールアドレス)をトップページの自己紹介欄に目立つように記載
  • 楽天の商品を紹介しているページを非表示設定
  • 申請文を丁寧に書いてみる
  • 記事の作成日付を表示するよう設定(重要!)
  • Amazonで購入した商品を紹介する記事を執筆
  • ブログのサブタイトル欄(ブログの趣旨)を記載
  • トップページのレイアウトを、最新の記事のみ全文表示、に変更

やらなかったこと。

  • Googleアドセンスの広告バナーの非表示設定
  • 画像の非表示設定


登録URLの追加申請の場合に事前に確認すべきこと

新規申請でなくて、サイトの追加の場合は、アソシエイトIDを既に持っているので、ウェブサイトとモバイルアプリの変更のページから申請予定のサイトをURL追加したり、審査前に商品の紹介リンクを記事中に貼ったりもできる。

後述のAmazonからのメールにある通り、本来の手順は、こう。

フォームより事前にAmazon.co.jpに追加したいサイトのURLを連絡

Amazon.co.jpで審査結果を返信

承認された場合のみ、自分で「ウェブサイトとモバイルアプリの変更」上よりURLの追加・変更を行う。商品のリンクも作成できるようになる。

ちょっと調べると、この手順はすぐ見つかるし、申請前に商品紹介のリンクも消しておかないとダメという情報も見つかるけど、ものは試しと、そのままにして申請してみた。

すると、速攻で以下のようなメールが届く。あまりに反応が早かったので、ツールか何かで検知してるものと思われる。

誠に恐れ入りますが、当プログラムで審査前のURLを参加者様のご判断で「ウェブサイトとモバイルアプリの変更」上に追加・変更いただくことはお断りしております。

URL情報を追加・変更された場合は、追加・変更いただく前のURL情報へお戻しいただいたうえで、改めて以下の方法で申請をお願い申し上げます。

URLの追加手順は以下の通りです。

https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/contact
上記フォームより事前にAmazon.co.jpにURLを連絡

Amazon.co.jpで審査結果を返信

承認された場合のみリンクの使用ならびに参加者様ご自身で「ウェブサイトとモバイルアプリの変更」上より追加・変更

誠に申し訳ございませんが、承認致しかねますことをご了承ください。

なお、未承認サイト上にリンクをご利用いただくことは運営規約に抵触いたします。そのため、上記URLに設置されているリンクは至急すべて削除くださいますようお願いいたします。

規約違反が行われた場合、紹介料の留保、規約の解除を含む対応が行われる場合がありますので、予めご了承ください。

そりゃそうかと、削除して再申請するも、未承認。


雲行きが怪しくなってきたので試行錯誤

正直、余裕でパスすると思っていたので、上記の対応を終えて申請した後で、未承認をくらった時は結構驚いた。

本人確認がうまくできないアカウントではダメという情報もあったので、支払い連絡先情報の変更より、情報が古いものを書き換えたり※、アカウントの個人情報に抜け漏れがないことを徹底的に確認するも、特におかしなところはない。
※支払い連絡先情報の変更は登録URLの追加の場合のみ

更に運営規約を確認したりするも、もちろん心当たりは全くない。

とはいえ、同じく審査に苦労したブログ記事を確認すると、まだ試してないこともあったので、試行錯誤を始める。



連絡先(メールアドレス)を自己紹介欄に目立つよう記載

まずは連絡先を記載してみた。これは、ブログ運営者と連絡を取る方法がないとダメ、という記事を見たため。

なるべくクリックでフォームが開くような形式の方が望ましいという情報もあったので、mailto:のリンク形式にして、よくある@をダミーの文字にしてスパムメールを回避するという手法も避けた(審査が通った後でスパムメールが多いようなら変更すれば良いと考えた)

で、結果は未承認。



楽天の商品を紹介しているページを非表示設定

他社の商品を紹介していたりするとまずいという情報もあったので、該当の記事を非表示にして再申請するも未承認。

非表示設定は、他にも何パターンか試してみるも全部、未承認。



記事の作成日付を表示するよう設定(重要!)

前述の通り、連絡先を表示して、これでもかというくらいの記事を非表示設定した後で、申請文をこんな感じで丁寧に書いてみると、いつもと違う反応があった。

本サイトでは日々の生活を豊かにするアイテムやサービスを公平な視点で紹介することで、読者様へ有益な情報を提供できるよう心がけております。Amazon様のサイトで購入した商品も多いため、サイト内で商品の紹介ができればと考えております。なお、再度の申請となっておりますが、不適切と思われる部分については修正致しました。

夜の申請だったのだけど、翌朝Amazonから届いたメールがこちら。

残念ながら当プログラムでの審査基準に合致しなかったため、このほどご連絡いただいたURLの追加を承認いたしかねますことをご了承くださいますようお願い申し上げます。

なお、お客様は各記事上に作成日時を入れていないようです。(URLではなく必ず記事上に表示してください)

各記事へ作成日時を掲載していないサイトについては承認はできかねます。

まずは各記事に日付の掲載を必ず行ってくださいますようお願いします。

僕は、サイトを作成したてのころ、訪れてきてくれた方に、開設から日が浅いことを悟られたくないと思い、作成日付や更新日付を非表示に設定していた。今日まで、そのままにしていたのだけど、そのような浅ましい考えを切って捨てられたというわけだ。

稀に僕のような考えで日付を非表示にしてる人もいるかと思うけど、Amazonから直々に指摘されたので、ここは改善しないと審査をパスすることはないと思う。

いやはや、とはいえ日付を表示すれば良かっただけとは、Amazonちゃん、散々冷たくあしらっておきながら、こっそりヒントを教えてくれるなんて、ツンデレなんだから〜、と、マジでそんなことを思いながら日付を表示設定して、再申請するも、未承認。おい!



Amazonで購入した商品を紹介する記事を執筆

あまり効果がないんじゃないかと敬遠していた、Amazonにゴマをすってみるという最後の手法をとることにする。この時書いた記事がこちら(もちろんアソシエイトIDのリンクは承認後に追加)

電子マネー&カード決済派へ多機能ウォレットのすすめ
あなたは現金派だろうか、電子マネー・カード決済派だろうか?財布を持っているなら長財布派だろうか折り畳み財布派だろうか?どうも時代は電子マネー・カード決済派に向いているようだ。僕もレシートを家計簿に入力する手間が面倒になり、現金は、現金でしか...

この記事の投稿にはAmazonにゴマをするという意図以外にも、直近2週間くらいブログの更新がなかったことを回避するという意図もあり、どちらが効いたのか、どちらも効いたのかは不明。とはいえ、最終的に承認された経緯からすると、Amazonの商品を紹介する記事を書く(ゴマをする)というのもあながち間違っていない可能性がある。

記事の投下後、はりきって再申請するも、未承認。

この後、1週間くらいの空白期間あり(A8から申請する方法とかを検討していた)



トップページのレイアウトを、最新の記事のみ全文表示、に変更

さて、1週間の空白期間を経て、懲りずに再申請。もうほとんど諦めモードだったのだけど、「Amazonの審査はトップページしか見てない」という情報を見つけ、ならばと、ある手段に打って出る。

それが、最新の記事を全文表示、という荒技。

昔のブログは記事全文を常に表示するのが主流だったと思うのだけど、最近は閲覧性の向上のためか、エントリーカード形式の方が主流だと思ってて、僕もその流れに乗っていたのだけど、この形式だと、見た目は良いけど情報が限られてしまう(こんな感じのスタイル)

せっかくAmazonにゴマをする記事を書いたとしても、冒頭文しかトップページに表示されない状態では、そもそもゴマをすっていることが認識されていない可能性が高い。で、改めてトップページをまじまじと眺めてみたのだけど、申請当時のトップページは、何かいろんな会社のサービスを紹介しており、Amazonの商品紹介の記事の比重がかなり軽いものであった。

それならばと、Amazonの商品を紹介した最新の記事を全文表示にして、他の記事をエントリーカード形式にして、比重を大幅に変えてみる。もちろん閲覧性は大幅に低下したけど、審査するのは僕ではないのでよしとする(酷)

そういえば、ブログの趣旨も未記載だったと思い、サブタイトル欄の記載も同時に行なったのだけど、もしかするとこちらが効いた可能性もあるので、未記載の人は念のため書いておいても良いかもしれない。

こちらが申請承認時の最終形態。



で、ここぞとばかりに、審査依頼の文も丁寧に記載。

この度、新しくサイトを作成しましたので、URLの追加申請をさせて頂きます。
「無気力世代が生活をちょっとだけ豊かにしてみようとするブログ」
無気力世代が生活をちょっとだけ豊かにしてみようとするブログ | 日々の生活をちょっとだけ豊かにするアイデア、サービス、アイテムなどを紹介しています

こちらのサイトでは日々の生活を改善したい気持ちはあるがアイデアがない読者様へ向けて、日常を少し豊かにするアイテムやアイデア、サービスを紹介しております。
基本的には営利目的ではありませんが、私がAmazon様で物品を購入することが多いため、Amazon様のアソシエイトサービスを利用してアイテムを紹介させて頂ければと思っております。
よろしくお願い致します。

半ばやけくそだったけど、数時間後、承認のメールが届いた。

このたびのご依頼通り、お知らせいただいた http://yujilabo.com/ について通常のサイト審査をさせていただき、無事承認となりましたので、既存のアソシエイトIDの登録サイトに追加をいたしました。今後、新しいサイトでのご注文やクリック数などの情報は既存のIDのレポートに計上されます。

なお、審査の上、正式に承認されたサイトURLは以下アカウントサービスより登録サイト欄への追加書き込みをお願いします。

Amazonサインイン

その他にもご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

さすがに、このメールを見た時は小躍りした。


審査が通らない人はトップページに重点を置いて修正を

審査が人手なのかツールなのかは分からないけど、最後の申請がパスして、その1回前の申請が未承認だったことから推測すると、トップページしか見ない(あるいは重点的に見る)というのは間違いなさそうだ。

本来的にはサイトの品質を上げることが重要なのは当然として、それでも審査が通らない人は、あくまで小手先の手段として、トップページに重点を置いて試行錯誤するのが有効かもしれない。

連絡先やブログの趣旨がトップページの見えるところにあるのか、申請時にトップページに表示されている記事群はAmazonから見て好ましい記事なのか、表示されている情報量は審査するに十分な量なのか、など。

ありがたいことに、Amazonの審査はかなりスピーディー(最大で半日後には結果が届いた)なので、試しに見た目だけ変えて申請してみると、案外、僕のようにさくっとパスするかもしれない。



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