単元未満株(S株)とは?
通常、株の取引は1単元=100株単位でしか行えませんが、単元未満株の取引であれば1株から売買が可能です。
株式投資に回せる予算はあまりないけど分散投資をしたい。少額で株式投資の勉強をしたい。この企業は絶対のびるから株を買っておきたい!だけど100株単位だと予算上厳しい…といった声に応えて少額での取引を可能にし、株式投資の間口を広げたのが単元未満株ですね。
「ミニ株」「端株」とも呼ばれますが、SBI証券では「S株」と呼んでいるようです。
ただし、単元未満であることから株主優待がもらえないなどデメリットもあります。配当はもらえるのであまり気にならないかもしれませんが要注意です。
- 単元未満株でも証券保管振替機構名義となり実質株主扱いとなる
- 単元未満株でも配当は受け取れる
- 単元未満株では株主総会での議決権はない
- 単元未満株では株主優待はほとんどの場合、受け取れない※
※一部例外もあります。単元未満株でも株主優待の受け取れる企業はこちらのサイトなどをご参考に(外部サイトに飛びます)
SBI証券での単元未満株での取引方法
SBI証券での単元未満株の取引方法は非常に簡単です。単元単位の売買とほとんど変わりがないどころか、有効期間の指定や指値注文ができない分、むしろシンプルです。
まずは、右上の最上部にある「取引」ボタンをクリックして、各種取引のタブが表示されたら「単元未満株」のタブをクリックします。すると以下のような画面が表示されますので、通常の注文画面と同様に銘柄コードを入力し、株価表示ボタンを押します(ここから株数と取引パスワードを入れて、いきなり注文確認画面に飛ぶこともできます)
株価表示ボタンを押すと以下のような注文入力画面が表示されるため、株数、預り区分、取引ルールへの同意チェックを行い、取引パスワードを入力します。
最後に、注文確認画面で取引の内容を確認して、問題なければ注文発注ボタンを押下して取引完了です。
SBI証券の単元未満株の取引に関する手数料等の情報
手数料
手数料は以下の通りです。単元未満株ですので取引金額によっては手数料がやや割高になる可能性があり要注意です。
- 約定代金×0.500%(税込0.550%) 最低手数料:50円(税込55円)
上の画面でみた取引の場合、1720円×0.005 = 8.6円のため最低手数料の50円が採用されています。1万円の取引までは50円の最低手数料がかかることになりますが、取引金額の数%を手数料で取られるということですので、50円といえどバカにできません。
また、逆に1万円以上の取引を行う場合も0.5%といえど要注意です。通常取引の場合は割合ではなく、取引金額が~5万円の場合、固定で50円(税込55円)。~10万円の場合、90円(税込99円)ですので、0.1〜0.2%程度の手数料で済みます。単元未満株なので、証券会社側にもコストがかかり割高なのは仕方ないとは言え、少額での売買を繰り返していると、手数料がかなり効いてきますので気を付けてください。
注文時間
指値注文ができないことは上で触れましたが、注文時間は上記画像のようになっているようです。24時間注文ができるのは良いことですが、注文時間に応じて始値や終値で固定されますので、デイトレードなど日中の値動きを見てのリアルタイムな取引はできませんのでご注意を。
ちなみに注文確認画面で「成行」と表示されていましたが、システムの都合上の問題で、上記に示す始値での取引になる旨が記載されていました。
預り区分
一般口座/特定口座が選択可能な模様です。NISA預りも表記があれば一部の銘柄で取引可能なようです。つみたてNISAは対象外です。
この辺は通常取引と一緒ですね。
以上、買い方の説明でしたが売る場合も基本的な操作の流れは同じです。
株式投資によるリスクは自己責任となりますが、生活に影響のない範囲で良い投資ライフを送って下さい。
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