(18年2月 17年末に元記事を書いたけど18年が始まって大分経ったので一部記載を修正しました)
2018年が始まっていない頃から、なぜか既に公開されていたSBI証券のつみたてNISA買付機能。
らくらく「カートつみたて」機能と呼ばれるらしく、毎日とか毎週とか細かく積立を行ないたい人にとっては、細かな計算を全てやってくれるので大変ありがたい仕組みとなっている。
リスク分散のためには、一括で投資信託を購入するより、分割して少額を積み立てて行く方が良い。分割の粒度は細かければ細かいほどよくて、月次より週次、週次より日次がより良い。だけど、証券取引書の営業日数とかよくわからないし、何円積み立てて行けば良いのかちょっと計算が面倒臭い。そんな時に役立ちそうなツールだ。
僕も18年の年初からつみたてNISAを利用して、毎日少額を積み立てている。その設定方法を紹介しよう。
当たり前だけど、分割投資で手数料がかかってしまうと元も子もないので、念のためSBI証券の投資信託の買付手数料を確認して見る(参考)
SBI証券の場合、つみたてNISAの買付・売却手数料はゼロ円。ここまでアピールしてるのだから不安なくがっつり利用させてもらおう。
まずはSBI証券の投資信託の画面を開いた上で、購入予定の投資信託を検索する。
対象の投資信託の画面を開いたら、真ん中のつみたてNISA買付のボタンを押下する。複数の投資信託がある場合はこれを繰り返す。
するとこんなページに遷移する。これは2種類の投資信託に対して買付設定をしようとしている画面イメージ。
これが、らくらく「カートつみたて」機能なのだけど、この画面、いろいろ癖があって、操作方法がちょっとわかりにくい。試行錯誤してみたので以下に正しい手順を書いておこうと思う。
金額指定の場合(比率を指定しない場合)
1ヶ月あたりの積立予算は?の問いに対して、33333円を入力する(12ヶ月でほぼ40万円になる金額)
一括設定ツールの画面を開いてコース設定を「毎日」に、一括金額設定を「する」、NISA枠ぎりぎり注文を「する」に指定する。
右上の試算するボタンを押して見ると、NISA枠の利用予想や投資信託ごとの比率などの値も全て埋まり、編集を保存したとのメッセージが表示される。
なお、1日あたりの設定金額は証券取引書の営業日より自動算出されている模様。一瞬、算出された金額に365をかけてしまってオーバーしてるじゃん! と混乱してしまった。計算結果から見て247日分ということっぽい。土日祝日を加味した2018年の平日は248日なのでそんなところなのだろう。
比率指定の場合
基本的にはこれでOKなのだけど、投資信託ごとに比率を指定したい人もいるだろう。
入力方法を「比率入力」に指定したら、金額指定の場合と同様に1ヶ月あたりの積立予算は?の欄に33333円と入力する。
一括設定ツールの画面を開いて金額指定の場合と同様に、コース設定を「毎日」に、一括金額設定を「する」、NISA枠ぎりぎり注文を「する」に指定する。
するとこんな感じで、比率を自動的に50%で埋めてくるので、投資信託ごとの明細に対して任意の比率に変更した上で、右上の試算するボタンを押下する。
結果はこんな感じ。投資信託ごとの投資金額が比率に応じて計算される。
一括設定ツールを使わずに、下部の投資信託ごとの明細に対して、直接入力してもOK。例えば、コースを「毎日」に、比率に任意の値を入力し、NISA枠ぎりぎち注文設定を「する」に変更すると、先の一括設定ツールを使った場合と同様の結果が得られる。
こんな感じで理想的な操作だけ説明すると癖なんてないように感じるのだけど、初見だと最初の1ヶ月あたりの積立予算は?の欄にいくら指定すれば良いか分かりにくい。
例えば4万円くらい予算あるよ! という感じで入力して上記手順を踏むと、最終的につみたてNISAの40万円枠を超えるよ! と怒られてしまう。
つみたてNISAだと言っているのだから、最初から上限金額を計算してくれれば良いのではないかと思うのだけど、恐らく、予算が33333円/月以下という人のための指定欄なのだと思う。
設定内容に問題なければ取引パスワードを入力して確認画面へ遷移する。目論見書の確認を求められるので一通り目を通して問題なければチェックを入れて次へ。
最終確認画面。確定を押すと申込設定日から注文が飛ぶ。
以上。年初に発注してから、「汎用累投売買報告書」のメールが毎日届くようになった。日を空けて取引履歴をのぞいて見ると、せっせと毎日積み立ててるのが確認できたので無事設定が完了した模様。
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