投資信託とかETFとか全然分からないけどWealthNavi for 住信SBIネット銀行に興味を持っている人へ



WealthNavi公式HPに記載されている情報が現在も有効なら、利用者の9割が投資経験者だというから、投資信託とかETFとかさっぱり分からないという人はほとんどいないだろうけど、最近は住信SBIネット銀行のトップページにもロボアドバイザー(WealthNavi)のバナーが貼られているので、徐々に投資未経験者も興味を持ち始める頃ではないかと思う。

だけど投資初心者がこのロボアドバイザーの紹介ページを見ても、ちんぷんかんぷんだと思う。国際分散投資高度な資産運用富裕層向けの金融アルゴリズム自動リバランスとか、あえて投資初心者を突き放そうとしてるかのような単語が並んでて、信じて良いのか悪いのかいまいち分からない。

ならば、半年前はETFという言葉すら知らなかった僕が、できる限り分かりやすく書いてみよう。WealthNaviは全然難しいことをしていないので、やってることさえ分かれば自分に向いているかは簡単に判断できると思う。


まずは株価指数(インデックス)について説明しよう




投資初心者でも日経平均株価くらいは知ってると思う。

え? 日経平均株価とか全然関係なくない? と思った人、確かに回りくどいけどちょっと待って欲しい。WealthNaviはインデックス(指数)投資なので、株価指数さえ知ってればほとんど理解したも同然だ。

日経平均株価は日本の東京証券取引所第一部に上場されている225銘柄を対象として平均化して、日本の株式市場全体の状況を示そうとしている数値のこと。そんなことは誰でも知ってると思う。

日経平均株価は日本の指数の一つだけど、世界には他にもいろんな指数があって、有名なところだとアメリカのダウ平均S&P 500などがある。ダウ平均って日経平均のアメリカ版でしょ? と思ってる人は、それで全然良いと思う。もちろんヨーロッパにもヨーロッパの指数があって、何なら世界経済全体を指数化したMSCI ACWIというのまである。

これらの指数というのは、日経平均株価が200銘柄以上を対象にしているのと同じように、何百、何千という銘柄を対象にして計算してるので、例えば自動車業界が不振だからといって指数が同じように落ち込んだりすることはなくて、指数が落ち込むというのは、それは経済全体が落ち込んでいるということになる。

そんなことは聞くまでもなく分かってる? なら次の説明に移ろう。


指数(インデックス)に連動するように銘柄を構成している投資信託がある

指数、例えば日経平均株価に直接お金を投資する(買う)ことはできない。日経平均株価そのものと同じ値動きをさせたいなら、225銘柄を揃える必要がある。株式には最低売買金額もあるので、個人が225銘柄を揃えるのは不可能だ。

でも、複数人からお金を集めて運用する投資信託なら話は別だ。

投資信託というのは投資家から集めたお金をプロが運用してくれる代わりに手数料をとる金融商品で、大半の投資信託は指数なんて無視して、株価の上下を勝手に予測して売買してたりするのだけど、一部、指数に連動するように運用している投資信託がある。

例えばニッセイの日経225インデックスファンドなどだ。これらの投資信託は指数に連動させれば良いだけなので、株式の分析なども必要なくて手数料がとても安い

そして、海外にも指数に連動させる投資信託はもちろんある。


WealthNaviは指数に連動したアメリカのETF(上場投資信託)を買ってるだけ

ETFとかいうアルファベットが出てきたせいで、そっ閉じされそうだけど、要は投資信託と同じようなものと思ってもらって問題ない。先ほど紹介した指数に連動する投資信託、これをWealthNaviは買ってるのだ。しかも銘柄まで分かってる

例えば米国株ならVTI。VTIというのはバンガード・トータル・ストック・マーケットETFという名称で、アメリカの指数であるCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動することを目指した商品だ。

この画像を見て欲しい。

これは僕がWealthNaviで保有している構成銘柄の一覧で、このVTIとかVEAとか括弧の中に書かれているのが銘柄の名称だ。つまり、6つの指数に連動する投資信託を持ってるということ。

で、WealthNaviはなんとこの6銘柄しか買わない。申し込んだ人のリスクの許容度に応じて、割合は変えるけど、買うのはこの6つだけ。

米国株というのは、アメリカの指数に連動した投資信託で、日欧株というのはアメリカ以外の先進国の指数に連動した投資信託。新興国株というのは新興国の指数に連動した投資信託。金と書いてあるのも実際は金の価格に連動するように運用されている投資信託を買っているだけだ。


え?だったら自分で買えばいいんじゃない?

その通り。自分で買って運用すればWealthNaviに手数料も取られることもないし、何しろ完全に自己責任なので仮に資産が目減りしたとしても恨み節も出ないというものだ。

ただ、自分で買って運用を始めるにしてもちょっと注意は必要だ。

  • アメリカのETFを購入するには外国株式の取引口座を開設する必要がある(ちょっと手間がかかる)
  • 売買時に手数料をとられる証券会社が多く、少額だと最低手数料が採用され更に割高な手数料を取られる(少額積立に向いてない)

口座開設とか発注とか大した手間ではないのだけど、やったことなければ何か面倒そうと思って結局やらないままになりがちだ。そんな人はWealthNaviに資産を預けるだけで手間いらずで勝手に運用してくれるので逆に向いてると思う。


それで、それって儲かるの?

こればかりはYesともNoとも言えない。

WealthNaviは指数に連動する投資信託を買ってるだけ。つまり、アメリカの指数が上がればWealthNaviの米国株の利益は増えるし、下がれば減るということ。例えば全世界が不況になれば恐らく損するだろう(金は多分上がるけど全体としては損するはず)

WealthNaviに限らないけど投資家が世界中の指数に投資する理由は二つ。

  • 世界経済市場が成長すると指数も上昇する(1国の経済の成長が停滞することはあっても世界全体は成長の方向に進んでいる(と信じている))
  • 過去のデータから詳細な分析で株式を売買するプロの投資家よりも単純に指数に投資した方が儲かっているケースが多いことが分かっている

指数投資も投資なので、もちろん目減りするリスクは伴うけど、ほとんど運任せの株式の短期売買やFXに比べると、リスクは低めで、増える可能性のある運用方法ということになるかな。

ちなみに増えるといっても1年で2倍になったりすることはなく、1割増すら可能性は低いと思う。指数への投資は5%くらいの運用益が得られれば十分という運用方法なのでね。


さて、WealthNaviの仕組みは解説し終わったけど

始めるか始めないかは本人次第だと思う。この記事では、ロボット投資と聞くと凄そうだけど、何をやってるかよく分からないから心配、という人へ向けて、中身を説明することだけを目的としてる。

ちょっと小難しい話とかは省略してしまっているので、もっと詳しく知りたい方は、上記の内容を踏まえた上で公式HPや他のサイトの紹介記事を読んだら良いと思う。最低限知っておくべき内容はもう理解してるはずなので、ちょっと小難しい話も理解しやすいはずだ。

一応、本記事でも最後に一つだけ追記しておこうと思う。さすがに投資信託を買って放置するだけ、というとWealthNaviの中の人に怒られそうなので。


感情に流されず資産の構成のバランスをキープできるのはロボット投資ならでは

さっき紹介した僕の保有している銘柄を比率にすると、

米国株:日欧株:新興国株:その他 = 35%:26.5%:8.5%:30%

となってる。

僕のリスク許容度だとこの比率で持つのが最適なのだけど、例えば、バブルで新興国株だけ爆上げし始めたら、全体における比率が増えてバランスが崩れてしまう

別に増えてるならいいじゃないかと思うのだけど、その後、バブルがはじけて新興国株が下がったら、結局ぬか喜びで終わるだけになる。一方、WealthNaviには自動リバランスの機能があるので、新興国株だけ爆上げすると、適当なタイミングで、新興国株を売って、米国株、日欧株、その他の資産を追加で購入する

増えてるものを売るなんてとんでもない! と感情的には思うのだけど、こうしておくと、バブルがはじけて新興国株が下がっても、既に利益の一部は米国株や日欧株に化けてるので、売らなかった時と比べると影響は小さく、むしろ資産全体はバブルの恩恵を預かれたということとなり、ハッピーというわけだ。

もちろん難しいことをしてるわけではないので自分でも十分にできる作業だけど、特に投資初心者だと感情的な壁は結構な障壁となるだろうから、WealthNaviを選ぶ一つのメリットにはなるかと思う。



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